1 開催主旨
斎宮は、「国家神」たる天照大神を奉斎するため、天皇の名代として派遣された未婚の皇女・斎王が居住した施設です。また多賀城は東北地方における支配体制強化のための政治・軍事の拠点として、大宰府は古代九州の各国を統括するとともに対外交渉や軍事を担うことを目的として、それぞれ役割や規模は異なるものの、古代国家の確立を目途として設置されたという点は共通するものです。しかしながら、国家の関与のもと設置・経営されたとはいえ、その構造(構成する要素)や変遷の要因、画期はそれぞれの地域情勢により異なります。
今回の公開講座では、奈良時代から平安時代の時期を中心として、古代の列島を広く俯瞰しながら、それぞれの拠点施設にどのような変化がもたらされたのかに着目し、その歴史的意義に迫ります。
2 開催日時
令和5年3月4日(土) 13時~16時40分(12時30分開場)(予定)
3 会場
いつきのみや地域交流センター(三重県多気郡明和町斎宮2811番地)
【アクセス】
(お車の場合)
伊勢自動車道玉城I.C.より約20分
松阪・伊勢市街より約30分
※駐車場は乗用車50台駐車可能です
(電車の場合)
近鉄斎宮駅下車 徒歩約5分
4 開催方法
会場及びオンライン
5 参加定員
会場定員 100名(申し込みが定員を超えた場合は抽選となります)
オンライン聴講 定員なし
6 参加費
無料
7 講座内容
・基調報告「奈良時代から平安時代における斎宮方格街区成立の経緯」
斎宮歴史博物館 主幹兼課長代理 山中由紀子
・基調報告「多賀城の変遷と城下の方格地割の形成」
宮城県多賀城跡調査研究所 副主任研究員 初鹿野博之
・基調報告「大宰府の官衙と画期」
福岡県教育庁文化財保護課 課長技術補佐兼係長 杉原敏之
・討論「斎宮・多賀城・大宰府-それぞれの変遷にみる意義とは-」
8 主催
斎宮活性化実行委員会(斎宮歴史博物館内)
9 応募後の流れ
(会場参加の申し込みをされた場合)
・定員を超えた場合、抽選を行います。
・抽選結果については令和5年2月24日(金)までにシステムにて通知します。
・会場参加の抽選に外れた方で、オンライン聴講を希望された方には、令和5年3月1日(水)までに、資料ダウンロードのアドレス・オンライン配信アドレスをシステムにてお知らせします。
(オンライン聴講の申し込みをされた場合)
・令和5年3月1日(水)までに、資料ダウンロードのアドレス・オンライン配信アドレスをシステムにてお知らせします。
10 その他
新型コロナウイルス感染症の拡大状況等に応じて、会場での聴講を中止し、会場参加者の方にオンライン聴講への振り替えをお願いする場合があります。